ぷっくりペンとは、100円ショップで販売されている着色された糊状のチューブ状のペンです。(ダイソーで購入しました。)同じく100円ショップで販売されているグリッターグルー(ラメのり)と似ていますが、こちらのペンは立体的にジェルが固まり、耐水性があるのが特徴です。紙だけでなく、ガラスや布などにも描ける優れもので、工作や手芸にとても役立つアイテムです。
※現在は販売されていないようです。
ぷっくりペンには、ビビットカラー(5色入り)とメタリックカラー(5色入り)の二種類があります。ビビットの方は色に透明度があり、メタリックの方は色が不透明で光沢があります。
蓋を開けるとかなり勢いよくジェルが飛び出すので少し注意が必要です。ぷっくりと出したジェルは、4時間で固まり、72時間で耐水性ができます。固まったジェルは、ぷにっとした手触りでぷっくりとしたままです。ビニールっぽい質感になります。
ぷっくりペンを使ってみる
ぷっくりペンは固まると立体感を保ったままビニールっぽい質感になるので、その特性を生かした試みをしてみました。レジン用のフレームに、レジンの代わりにぷっくりペンのジェルを流し込んで固めてみるとどうなるでしょう?フレームの下にビニールシートを敷き、フレームいっぱいジェルを入れてみました。
1日経つと、ジェルが少し窪みました。(ちょっと押し付けてジェルを入れたためかもしれません。)ビニールから外そうとしましたが、まだべったりしているようなので止めました。2日経つと、ビニールシートから外すことができました。面の小さい「音符♪」の方はシートからすぐに剥がれましたが、面積の大きい「サクラ」は着色した部分が少し伸びながらも何とか綺麗に外すことができました。
3日目の状態です。水に濡らしても大丈夫です。色のあざやかな作品が出来上がりました。ビニール素材でできたチャームといった感じですね。ビビットカラーのピンクで塗った「サクラ」の方は透明感があります。メタリックカラーで塗った「音符♪」の方はずしっとした存在感があります。
次は、一般的な使い方をご紹介します。
ガラスに描く
ガラスの瓶にぷっくりペンで絵を描いてみました。ビビットカラーは透明感があって綺麗です。メタリックカラーは発色が強くて綺麗です。乾いた後は、擦っても濡らしても色が落ちません。
布に描く
布地にぷっくりペンで絵を描いてみました。色の濃い布に描く場合は、メタリックカラーの方が目立って綺麗かと思います。しっかりと乾かした後は、布を伸縮させても色は剥がれません。
プラスチックに描く
用途に記載はなかったのですが、ぷっくりペンはプラ板などのプラスチックにも描くことができます。ジェルを乾かしたらなかなか剥がれません。
ぷっくりペンは様々な創作に使えます。透明感のあるビビットカラーは、スイーツデコのソースなどにぴったりかもしれません。また、ステンドガラスのような効果を狙いたいときに使うのによさそうです。一方、キラッときらめくメタリックカラーは、アクセサリーなど宝物アイテムを作る際にポイントとして使うとよさそうですね。
ぷっくりデコペンを使ってみる
ダイソーのぷっくりペンのような線が描ける、ナカトシ産業株式会社のぷっくりデコペンという商品があります。(Seriaなどの100円ショップで販売されています。)アクリル樹脂のペンで、ガラスや布に描くことができます。透明の板にぷっくりデコペンで輪郭を描き、同じナカトシ産業のガラス絵の具で色を塗れば、ステンドガラス風のアート作品ができます。
ぷっくりデコペンは、ウォームカラーセット4点とクールカラーセット4点の二種類があります。
透明の板にぷっくりデコペンで輪郭を描き、同じナカトシ産業のガラス絵の具で色を塗れば、ステンドグラス風のアート作品ができます。
●ガラス絵の具でステンドグラス風アート「ひんやりスイーツ」…ナカトシ産業株式会社のガラスの絵の具
●ダイソーのガラス絵の具でステンドグラス風アート「青い海」…ダイソーのガラスの絵の具