子供の造形力を高めるレゴブロックの玩具についてお話します。様々な種類の色と形のパーツを組み合わせてあらゆるものを物を表現できる、世界的に有名なブロックです。すごくたくさんのレゴを集めてすごくよく遊んでいて感じる、知育玩具としての魅力を挙げてみます。
知育玩具としてのメリット
造形的なセンスが高まる
レゴブロックの商品に載っている楽しい世界観を見たり真似して作るだけでもセンスが磨かれます。そして「レゴでこんなことができるんだ!自分だったらこんな世界が作りたいな…」というように想像力が掻き立てられます。
空間認識能力が身につく
実体験しないと掴めない感覚です。三次元の物を実際に見て触って組み立てる作業を通して養われます。ブロックが好きな子は、算数で出てくる立体的な図形の問題が得意です。
物理的なバランス感覚が身につく
建物など高さのある造形物を作る時に、どのくらいの重量と強度のある柱を下に作れば上を支えられるか等、物理的な感覚が身につきます。
数学的な思考力が高まる
物事を遂行する上で必要な、段取りや計画力が養われます。完成イメージを描いてから逆算して作る行為を通して、論理性が養われます。
手先が器用になる
細かなブロックをはめていく作業で、指先が鍛えられます。
集中力が高まる
目的とするものを完成させるまで長時間を要するので、忍耐力がつきます。
色々な知育的なメリットを描きましたが、純粋にレゴは遊んでいて楽しいですね!
作れる物は無限大。無限の夢をかなえられるツールですね。
レゴの保管法
これまでに集めたレゴは、大きな透明の衣装ケース入れて保管しています。最初のころはパッケージ商品ごとにレゴを分けて、別の物と混ざらないようにしていたのですが、オリジナルの造形物を作るようになってから、全てが混ぜこぜ状態になりました。…これはこれでよいかと思います。完成した作品は、棚に置いて飾っておいて、飽きてきたら崩してケースに入れて、また新たなものを作るという風にしています。
大きな子が大型のレゴを組み立てる場合は、そのままの形を残して片付けるのに移動しやすい、硬くて四角い勉強用のマットの上で作業するのがお勧めです。小さい子が遊ぶ場合は、専用の大きな風呂敷状のマット上で作業してもらい、片付ける時は紐を絞ってレゴを巾着袋の中にしまうなどがお勧めです。
男の子と女の子のレゴの違い
男の子のレゴ
レゴニンジャゴー、レゴスターウォーズ、レゴシティーなどのシリーズがあります。
●人形 …肌は黄色く、昔からあるレゴを踏襲しています。
●色 …赤、青、黄色、緑、白、黒、等、はっきりした色合いが多いです。
●形状 …メカ系のギミックや、剣などの武器といった特殊パーツが豊富です。
その他、パッケージ商品は乗り物やモンスターをモチーフにしたものが多いです。建物系は外観がメインで、内装がないものがほとんどです。建物や乗り物のデザインは、割と現実的なデザインが多いです。レゴニンジャゴーなど戦闘系の商品は、恐くてカッコイイ系のデザインをしています。
女の子のレゴ
レゴフレンズ、ディズニープリンセス、レゴエルフなどのシリーズがあります。
●人形 …人形の顔のデザインが、いわゆるアニメ風になっています。肌は、実際の人間の肌の色に似せてあります。従来通り、髪、頭、胴体、足で分解できます。お尻に凹がないので、凸ブロックに差し込んで座らせることはできません。
●色 …ピンク、水色、すみれ色等、淡い色合いが多いです。
●形状 …宝石をイメージしたスケルトンパーツが豊富です。曲面を多用した特殊パーツが多いです。
その他、女の子のレゴの建物系のパッケージ商品は、室内デザインが凝っています。男の子用のレゴと違って、ごっこ遊びができるように設計されています。また、デザインには、綺麗なファンタジーをモチーフにしたものもあります。
それぞれ特徴があるので、どちらかだけではなく、混ぜて遊ぶと表現の幅が広がり、とても楽しいと思います。シャープな形状や色の濃いブロックが欲しかったら男の子用を購入し、曲線的な形状や色の淡いブロックが欲しかったら女の子用を購入するのがいいと思います。
あと、幼稚園児以下向けにレゴデュプロという商品もあります。手先の器用な子は3歳くらいからでも普通のレゴで遊べます。レゴデュプロかレゴで迷っている方には…小学生になってからも長く遊べる普通のレゴをお勧めしたいです。
オリジナルの作品を作る
決まったものが作れるパッケージ商品が販売されていますが、レゴの醍醐味は自分の作りたいものを自由に作ることにあると思います。最初は見本通り作るのがいいと思いますが、慣れてくると、子供たちは新しいものを作りたくなります。その時、汎用性の高いパーツをたくさん持っていると、繰り返し遊べてよいです。特殊な色&特殊なパーツばかりだと、表現できるものが限られてしまうので、まずは基本的なブロックセットとか、一般的なお家一軒が作れるセットなどの商品の購入がお勧めです。
美容室をイメージしたお店を作ってみました。ヘアサロンのパッケージ商品は販売されているのですが持っていなかったので、手持ちのブロックを使って、見よう見まねで作ってみました。色んなパーツを代用して、何とかそれらしく作ることができました。指示通りに作るのとは違い、自分で工夫を凝らして作らないといけないので色々な発見があって面白かったです。「限られたリソースで物を作る」ということも物を作る上で大事なことかもしれませんね。