エイミーのおとうさんである白猫の全身を作成しました。羊毛フェルトを使った猫の作り方の続きです。布を使わず縫わないぬいぐるみができました。
前半の内容はこちら↓
●工作クラフト「白猫のおとうさん」を作りました。<前編・頭>
猫の体の作り方
<工作・クラフトのメイキング動画>
猫の胴体を作る
胴体の芯になる部分を作ります。しっかりと硬さのある塊を作ります。人形を作る際、体の中に軸となるワイヤーを入れて作ることもありますが、今回はなしで作りました。
後に腕と脚を付けてボリュームアップすることを想像して、細めに大体の大きさで作ります。あくまでベースなので、ちょっと粗めに作っています。
猫の腕を作る
猫のおとうさんの体がきのこハウスの中に入る仕様にしたいので、腕は曲げた形状で作りました。関節を意識して腕を作成します。関節などの位置を確認するため、猫の写真を見て作るといいです。
胴体につける部分は、柔らかくもふもふした状態でとどめておきます。
猫の脚を作る
腕同様、曲げた形状で作りました。関節を意識して脚を作成します。猫の脚の第一関節は、腕の第一関節より短いのが特徴です。
猫の胴体に腕と脚をくっつける
もふもふした付け根を胴体にくっつけます。腕と脚の付け根部分に羊毛フェルトを追加して、体にボリュームを出していきました。脚は折れ曲がっている状態に見えるように、特に多くの羊毛フェルトを追加して丸みを表現しました。最後に全体的な体の形を整えていきます。
猫の指と肉球を作る
手足の先をハサミで切り込みを入れてから、ニードルでつついて指の丸みを作っていきます。手の内側には、ピンクの肉球をつけました。ここは猫っぽい可愛らしさが出るところなので、気合を入れて作りたいところです。
白猫のおとうさんの完成です!きのこハウスの中に入れてみました。エイミーのアトリエ部屋である、きのこ部屋を眺めています。ここが、エイミーのおとうさんの定位置です。次は、エイミーとポンタを粘土で作る予定です。
羊毛フェルトはフワフワしているのに、針でつついていくと硬い塊になっていきます。硬くなった部分を造形していくのは、まるで彫塑のようですが、粘土細工のような手軽さで自由に形成できるのが羊毛フェルトの魅力ですね。また、軽くて柔らかいのでぬいぐるみみたいなマスコットを作るには最適の素材です。羊毛フェルトでマスコットを作る際は、手のひらサイズの作品がちょうどよいかと思われます。今回の作品は、実物の猫サイズになりました。正直、羊毛フェルトで作るには大き過ぎで、かなりの時間がかかりました。針で永遠とつつく作業はなかなか根気のいる作業…でも、想像したイメージを形成できた時の感動はひとしおのものでした!
<前編>に戻る↓