子供の創造力を育む絶好の機会
好きな物を好きなだけ時間をかけて自由に作れる「自由工作」ができるなんて、小学生のうちくらいですよね。モノ作りが好きな子供なら自分の作りたいものをどんどん作りますが、低学年以下だと、何を作ったらいいかさえわからないという子供も多いと思います。親も悩ます夏休みの工作課題…。でも、この機会にこの課題をどれだけ真剣に組むかどうかが、子供の将来のクリエイティビティ能力にも関わってくると言えます。
自由工作で学べること
●夢を描いてそれを実現させることの楽しさ。
●試行錯誤して思う存分取り組み、失敗から成功を導き出して作品を完成した時の達成感。
●カタチにした自分のアイデアを、他人に関心をもってもらったり褒めてもらったりすることの喜び。
これらを得るのは人生経験において非常に貴重なことで、人間の原動力につながる根幹の部分だと思うのです。自由研究と同様に、答えが用意されていない課題であり、自分なりの答えを見つけ出さなければならない課題であるので、難しいと感じる人も多いと思いますが…逆に言うと、「自分の好きな物をとことん突き詰めればよい」ということです！自由工作は、自分らしさを表現できるとっても楽しい課題です。たっぷり時間のある機会に是非、子供も親も熱を入れて取り組んでみましょう♪
玩具売り場はアイデアの宝庫
子供の玩具は、色々な人のアイデアの結集作品です。玩具売り場は作品展示場だと思って、興味の赴くままに商品を眺めてみて下さい。完成されたプロの作品を見ることで、創造力を刺激されます。
物を作る意欲がわく
ドールハウスを見てこういう物が欲しい！ビー玉ころがしを見てこういう物を作りたい！」というように、子供の夢と創作意欲を掻き立てることができます。さらには、「自分だったらこうするのにな、もっと～したものが作りたい。」といったアイデアやひらめきも生まれてくることでしょう。
作りたい物の完成イメージが描ける
完成された商品を見ることで、「こういうものを作ることができる」という事実を知ることができるます。作りたいものが出来ないかもしれない、という不安感がなくなります。
物の仕組みやデザインセンスを学べる
ギミック等の仕掛けのある商品は、科学工作のアイデアにつながります。配色やデザインの美しさも、見るだけで勉強になります。
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工作本の活用
具体的にどんな素材を使えばどんな表現ができるかといった実例が見られるので、ためになります。ただ、書かれてあるものをそのまま作るのでは面白くないので、あくまで自分のアイデアをカタチにするための補助的な位置づけで活用するとよいでしょう。
アイデアや発想は、色んなものを見て、色んなことを経験して生まれるものです。また、オリジナルのものというのは、自分が今まで見たり経験したモノとモノの組み合わせで生まれるものです。工作本を読んでそこで得た知識というのも経験であり、自分のものになりますが、自分ならではの作品を生み出すという姿勢も大事です。
本に載っている一つのアイデアをそのまま作るのでは真似で終わってしまいますが、「アイデアAとアイデアB」もしくは「アイデアBとアイデアC」を組み合わせて作れば、新しいものが生まれます。また、「アイデアA＋アイデアB＋自分の表現したい物事」を組み合わせて作れば、オリジナリティーの高い作品を生み出せます。
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材料集め
ダンボール、牛乳パック、キッチンペーパーやラップの芯、透明のゼリーのカップ、ペットボトル等、いざ欲しいと思ってもすぐに用意できないものもあるので、日ごろから集めて置いておくことをお勧めします。１００円ショップには、厚紙や小箱や粘土や簡単な大工道具もパーツも様々なものが豊富に揃っているので、色々なところを巡ってみるとよいと思います。
日ごろから集めた材料は、ダンボール箱等大きな箱の中にまとめて入れておきましょう。使える物を一望できるとアイデアが浮かびやすくなるし、必要な物をまとめて取り出せるととても便利だからです。
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親のサポート
子供が作業を進める中で、随時サポートしてあげるに越したことはありません。作業に行き詰ってしまった時はもちろん、一緒に考えて作業してあげるというのはとても大切なことだと思います。親がアイデアを出して助けた部分があったとしても、それはそれで子供の糧になります。親が教えることで「頭を使って考えれば出来るんだ！問題は必ず解決できるんだ！」という感覚をたくさん味わせてあげてください。
子供の夏休みの工作は、かけがえのない一生の思い出になります。自分がワクワクしながら一生懸命取り組んだこと、親と密着して過ごした時間…きっと大人になっても覚えています。
●工作・クラフトの作品例
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