グレイスの樹脂風粘土を使って、エイミーとポンタの人形を作成してみました。サイズはシルバニアファミリーの人形と同じくらいのサイズで、三等身のフォルムで作ってみました。人形は、自作の「きのこハウス」で遊べるようにするつもりです。メイキング動画は現在作成中です。
エイミー人形を作るのに必要なもの
<用意するもの>
①樹脂風粘土 ②ビーズ ③アクリルガッシュ ④ヘラ ⑤爪楊枝 ⑥カッター
①100円均一のダイソーでも販売されています。(グレイスと比べると強度は劣ります。)
②輝きが欲しかったので、人形の目に使用しました。Seriaで購入しました。
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樹脂風粘土<グレイス>の特徴
●穀粉で水性
●きめ細かくて弾力がある
●透明感がある
グレイスの樹脂風粘土は穀粉を原料としたもので、とてもきめが細かく滑らかに伸びます。紙粘土や石膏粘土、木粉粘土とは違って、透明感があって、完全に乾燥した後も、若干もちっとした弾力が残るのが特徴です。ちなみに、よく比較されるのがコスモスの樹脂風粘土です。グレイスと比べると、コスモスの樹脂風粘土の方が固く仕上がり、透明感はありません。
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今回作るのは人間なので、少し透明感があって弾力のあるグレイスの方を選んでみました。
エイミー人形の作り方
<工作・クラフトのメイキング動画>
絵の具の練り込み
樹脂風粘土は細部を細かく作り込むことができるので、予め絵の具を練り込んだ粘土で造形するという方法を選びました。造形後に着彩すると色むらができるので、絵の具を練り込んだ粘土で作る方が綺麗に仕上がります。今回は、発色の良いのアクリルガッシュの絵の具を混ぜて練り込みました。肌、髪、服2色でそれぞれ違う色の粘土を用意してみました。
肌… パステルピーチ
髪… バーントシェンナ+ローアンバー
服… コバルトブルー+スカイブルー, バイオレット+スカイブルー
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樹脂風粘土はすごく柔らかくて滑らかなのですが、絵具と粘土を完全に融合させて練り込むのには割と時間がかかります…。着色した粘土は、乾燥しないようにジブロックに入れて保存しました。(作成したのは1、2月です。最も空気の乾燥する時期は、密封保存しておかないとすぐに粘土が固まってしまいます!)
頭と胴体の作成
頭をまんまるに形成し、目の位置にビーズを埋め込みます。首を含めて胴体を作り、それぞれのパーツが乾いたら頭と接着します。水性の粘土なので、乾燥して固まっても水をつけて擦れば表面が溶け出します。指を濡らして粘土の全体を何度もなでると、凹凸がなくなって滑らかな表面になります。
腕&手の作成
腕と手は単体で2パーツ作り、乾燥して固まったら胴体に付けます。すごく細かいパーツなので、ヘラとか爪楊枝で削ったりしながら形成していきました。粘土に水を含ませると溶けて液体のような柔らかさにもなるので、絵の具そのもので造形しているような錯覚になったりします…。
髪の作成
頭の形状に合わせて髪を作ります。髪の毛の塊に凹凸を出すと陰影がついて面白くなりました。髪の毛が長い場合、背中に粘土がくっつくのを防がないといけません。紙などを背中に挟んで作業するといいです。
細部の作成
耳やリボン等の細かいパーツを作成したら、本体にくっつけていきます。
脚&足の作成
脚と足は人形の土台となるので、その他のパーツが完成して全体の重量が決まってから作るといいです。脚&足は単体で2パーツ作り、乾燥して固まったら胴体にくっつけます。人形がバランスよくしっかり立つように、付ける位置や角度を調整しました。最後はカッターで削ったり水で濡らして擦ることで形状を整えていきました。(画像の状態はまだ制作途中。)
細部の着彩
目や口などの細かい部分を、アクリルガッシュの絵の具で描いたら完成です。
完成したエイミーとポンタ人形を、シルバニアファミリーの3階建てのおしゃれなお家の中に入れてみました。「おじゃまします。ショコラウサギさん、こんにちは。」シルバニアにピッタリのサイズで出来上がりました。乾燥した樹脂粘土は程よい重量感があって、安定して立たせることができます。簡単に倒れたりしません。粘土を種類別に重さ比較すると、木粉粘土 < 樹脂粘土 < 石膏粘土 といった具合です。
因みに、この大きさの人形二体を作って、グレイスの粘土一袋の内、半分が残りました。
木粉粘土と石粉粘土で作ったドールハウスのメイキングです↓
紙粘土で作った人形のメイキングです↓