イラスト制作や塗り絵に重宝する、水性カラーペン(マーカー)を使って絵を描いてみました。高価な油性ペン(マーカー)であるコピックに比べると水性ペンは色数が少なく色は濃い色に偏っていましたが、最近は、色数が増え、薄めで繊細な色も販売されるようになってきました。油性ペンとは違った淡い色を出せる水性ペンの使用感についてコメントします。
↓水筆で溶かすことを前提としたカラー筆ペンというものもあります。
カラーペンの特徴
一本で細い・太いの二種類の線が描けるものが多く、ボールペンみたいな線と、筆タッチの線が描けるようになっています。モノの輪郭を細い方のペンで描いて、その中の面を太い方のペンで塗るというような使い分けができて便利です。太いペンの方は、塗る角度によって線に強弱がつけられるので、表現に幅を出せます。スルスルっと描けてスルスルっと塗れて、とても滑らかな描き心地です。
暖色、寒色、中間色と、色彩は全て揃っており、色数が多いです。微妙に異なった色もたくさんあります。ただ、濃い色合いが多く、薄い色合いは少なめといった感じです。彩度が低くて淡い色はあまりないです。
カラーペンでイラストを描く
カラーペンを使ってエイミーのイラストを描いてみました。これから粘土で作る予定の人形のスケッチです。
発色がとてもよく、綺麗な色が出ました。蛍光ペンに近い感じがします。油性ペンのマッキーとコピックのちょうど中間みたいな濃度の色が多いです。コピックのように非常に薄い色は少なめですが、綺麗な重ね塗りをすることができます。(極めて薄い色が欲しい場合は、色鉛筆を使うのがよさそうです。)微妙に異なる色がたくさんあるので、色を重ねて塗ったり色を並べて塗ったりすることで色に深みを出せます。
タッチについてですが、太い方は筆のタッチが割と出ますね。細い方は、色が濃く出て、輪郭など細部を描くのに役立ちました。
用紙は厚めの物に描くのがいいです。薄いコピー用紙に描いたら、インクが濃いので下に色が移ってしまいました…。でも水性なので、手やプラスチック等についた汚れなどはすぐに取れます。
カラーペンで塗り絵をする
発色がよくはっきりした色がしっかり出るので、イラストや塗り絵、工作の色塗りに使うに大変適しています。「色鉛筆では物足りない…インパクトの強い色の絵にしたい!」という場合にこのようなカラーペンを使うのがよいと思います。
↓エイミーの塗り絵はこちらからダウンロードできます。
また、にじみやぼかしやグラデーションといった繊細な表現を求めたい場合は、本格的にカラーリングができるコピックがお勧めです。コピックは、プロのデザイナーや漫画家が使う油性染料インクマーカーです。高価ですが色数も大変豊富に揃っていて、とても美しい色合いを表現できます。
●コピックで絵を描く
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