幼稚園生や小学校低学年くらいの小さなのお子さんにおすすめの「ねんど」をご紹介します。安心の食品素材でできており、知育玩具要素が強く、あらかじめ色の付いた子供向けの粘土が小麦粘土とお米粘土です。ダイソーなどの100円ショップでも安く購入できるこれらの粘土を使って創作してみました。
小麦粘土とお米粘土の比較
小麦粘土
食品の小麦でできた粘土です。紙粘土や油粘土に比べると少し粉っぽいですが、滑らかな手触りで、手が汚れません。容器や袋を開けて粘土をそのままにしておくと１日で固まってしまい、数週間経つとカビが生えます。（…が、水糊を塗って乾かすと、数か月経ってもカビが生えてこないような気がします。現在観察中。。）繰り返し使いたい場合は、容器などに入れて密封保存しておく必要があります。玩具売り場だけでなく、いろいろな100円ショップでも「こむぎねんど」が販売されています。
お米粘土
食品のお米でできた粘土です。小麦アレルギーの子供が使える嬉しい粘土です。小麦粘土より軟らかくて滑らかな手触りです。お米粘土もそのままにしておくと１日で固まってしまうので、繰り返し使いたい場合は、容器などに入れて密封保存しておく必要があります。ダイソーでは「お米のねんど」が購入できます。
粘土でお花を作ってみました。（↑こちらはお米粘土）乾燥した部屋だと粘土が徐々に固まっていってしまうのですが、水を付ければ軟らかくなります。
小麦粘土とお米粘土で作って乾燥させたお花です。小麦粘土の方は、表面の粉っぽさが少々目立つかと思います。お米粘土の方がキメが細かいです。艶やかな部分は、水糊を塗った部分です。
粘土でミニチュアフードを作ってみました。（↑こちらはお米粘土）小麦粘土もお米粘土も軟らかい上に手はべたつかないので、細かい物も作れます。色の混合もしやすく、限られた色数の粘土を混ぜて様々な色の粘土を作り出せます。
小麦粘土とお米粘土で作ったミニチュアフードです。水糊を塗って艶やかにコーティングして乾燥させてみました。こういう物は、指先の小さな子供の方が作りやすいかもしれませんね。
できたミニチュアフードを店頭に並べてみました！小麦粘土やお米粘土は手軽で扱いやすいですが消耗品ですので、長期保存を考えた場合は、紙粘土や樹脂粘土で作るのがよいですね。
寒天粘土もあります
食品でできており、子供が安心して使える他の粘土に、寒天粘土があります。ボーネルンドの「かんてんネンド」が有名です。寒天粘土はプ二っとしていてビニールっぽい質感ですが、小麦粘土やお米粘土のように軟らかく扱いやすい粘土です。小麦粘土やお米粘土との違いは、伸びがよく、固まりにくいということが挙げられます。ただ、少しお値段が高いです。小さなお子さんに、玩具のプレゼントとして選ぶにはよい粘土かと思います。
子供向けの粘土は扱いやすいし色もあらかじめ付いているので、直感的な創造を可能にして感性を刺激してくれるよい教材のように思います。小麦粘土やお米粘土などで色や形の造形感覚を知り、思う存分遊んだ後、次の段階の粘土に移行してみてはいかがでしょうか。
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